2010年12月14日火曜日

ススキに似て非なる


鎌倉ハイキングで目にした、ススキに似た植物は、

荻(おぎ)

でした。
ブログを見た師匠が教えてくださいました。
ススキは株で生えますが、荻はばらばらに生えます。
生育場所も正反対。
ススキは乾燥地帯、荻は湿地帯です。
 
似て非なるとはまさにこのこと、ですね。
お師匠さま、ありがとうございました! 

2010年12月13日月曜日

見納めの紅葉

先週の金曜日、「鎌倉の師匠」と勝手に呼ばせていただいている方の号令で鎌倉ハイキングに行ってまいりました。
私を入れて8名、午前中に一万歩を軽く越えてしまうという行軍です。

師匠は観光ガイドには決して乗っていないコースを案内してくださる上、スポットごとに植物について、歴史についてなどなど教えてくださるので、とても勉強になるのです。



たとえば、こんな道を歩くのです。
わくわくします。



椿が咲き始めていました。


一般に紫式部といわれていますが、本当は小紫というのだそうです。




すすきに似ていますが、違います。教えて頂いたのに、忘れちゃった。


山から下りて住宅街をしばらく歩いていたら、こんな素敵な塀のあるおうちが。





お庭のもみじが真っ赤に紅葉しています。

竹林もみごと。

実はここは、北大路魯山の窯跡なのです。趣のある門構えがいかにも。

魯山人の美意識がひしひしと感じられます。こけむした屋根が侘び寂びた風情をいっそうのものにしています。


六国見山からの眺めです。

久しぶりにたくさん歩いたので、脚が痛くなりました。運動不足がたたっています。

 それにしても、深く積もった落ち葉を踏みしめる感触のやさしさ、朽ち始めた葉の匂い、陽射しのぬくもり、どれをとっても天からの恵みそのものです。

落ち葉は、いうなれば死ですが、
死してなお、次の命の糧となります。

人のいのちもまた、そうしてつながってきているのでしょう。

誰の糧になれるものかわかりませんが、
良質な糧となるには、いかに生きるかにかかっていると思われます。

2010年12月6日月曜日

嵐の後の富士山


びっくりするような嵐の翌日、すっきりと美しい富士山を見ることができました。

人生にも雨あられに嵐はつきものですが、それを乗り越えて立ち上がれば、人は強く美しくなれるものなのでしょうね。

富士山を見るといつも思い出す句があります。

    晴れてよし 曇りてもよし 富士の山         ~山岡鉄舟

己の信念をしっかりと軸にして、ぶれずに、立っていたいものです。



2010年12月1日水曜日

散歩道


今日から12月。
家の近くは紅葉が多くて、まだまだ紅葉が楽しめそうです。

秋は何時も急ぎ足で名残惜しい気持ちでいっぱい。

朝、運動のために歩いている散歩道です。
まだ秋が始まったばかりのころの写真なので、もみじはまだ蒼さを湛えています。



こんな道を通ります。
上り坂なので、早足で大股で歩くとけっこうな運動になります。
呼吸に集中して、心を研ぎ澄ましていきます。










だいぶ上まできました。




















お庭はこんなふう。 朝の光がとても清らかで、心が洗われるようです。




古いおうちがあるのです。 郷土資料館として使われていますが、 もとは徳川家の方の別荘でした。
















今ではめったにみられない手作りガラス。 微妙なゆがみが光を複雑に反射して なんともいえない温かさを感じさせます。












もと来た道を歩いて、海辺に出たら
この日はうっすらと富士山が見えました。
良い日に、なりますように。
思わず手を合わせてしまいます。























2010年10月1日金曜日

解放

今日から10月ですねえ。
ブログの更新がほんっとにまちまちで、自分でもあきれてしまいます。
6月から究極の忙しい日々を過ごしていました。
記録づくめの夏もひたすら仕事と向き合うちに過ぎていき、気がつけば秋。
庭では彼岸花が咲き、柿の実が色づいてきました。
大きな柚子の木には濃い緑の実がたわわになって、若々しい香りを放っています。朝晩が皿に冷える11月頃から、徐々に黄色に色づくことでしょう。
ちょうど、お鍋が美味しい季節に。
わあ、やっぱり最後は食べもののことになっちゃった。

2010年6月1日火曜日

弓道はじめました

小笠原流弓術は、ずっと習いたいと思ってきました。
が、なかなかきっかけが掴めず数年、いや十数年。
それを、ついにこの5月より、習い始めたのです!
期を待つというのは大事だな、と、つくづくおもってしまう。

小笠原弓術は礼法と切っても切り離せません。
習い始めの今は立つ。座る。歩く。の所作を、徹底して訓練しています。
そのうえで、もちろん弓の引きかたも練習します。

弓道を始めたら、一生の習い事としようと思っていたのですが、やはりこれは何歳になってもずっとずっと続けていこうと思います。

人間、何ごとも最後は精神力。
その精神力を鍛えるのは、やはり武道だと私は思う。
弓道はまた、集中力を鍛えます。
忍耐力と集中力を鍛えることは文筆家である私にとって何よりのこと。

それにしても、やりたかったことができるようになるって、なんてうれしいのでしょう!
元気いっぱい、勇気凛々です!
遊ぶことも学ぶことも基本は一緒。
何かを身につけるのは、やはり何歳になっても楽しいものです。

2010年3月10日水曜日

美しい所作



ずっと、きものを着て生活したいと思っていました。
昨年着付けを習って、念願叶って自分で着られるようになりました。
でも、それだけではきものを着て生活するまでにはなりません。
もちろん着なければ、そうはなりません。

そこで、一日中がムリでも(何しろ買い物は自転車)、一時間でもいいから毎日きものを着るようにしよう!と決意しました。

今日で二日目。
きものを着て原稿を書くというのは、なかなかいいものです。
割烹着を着てごはんをつくるのも、なにやらふだんよりもおしとやかです。

きものを着て、ふだんの生活を経験してみてわかったのは、
日本女性の美しい所作は、きものという衣が大きな役割を果たしたということです。
考えてみれば当たり前なのですが、着てみると、実感としてよくわかります。
たもとや裾を汚してはならないと、そっと手を添えるとき、その手は無意識のうちにやさしくやわらかいなりになります。
なぜって、きものは絹ですから、乱暴に扱いたくないのです。

何をどう転んでも、なかなかおしとやかになれなかった私。
そうか、きもので、美しい所作を、あたらめて練習しよう!


2010年2月27日土曜日

自分にうそをつかない



真央ちゃんの悔しさは、どれほどのものかと思う。
たとえ周囲が「銀でもすごい」「トリプルアクセルを世界初二回飛んだのだから」「自己最高得点を取れたじゃないか」などなど、賞賛の言葉を投げかけたとしても、彼女はどうひっくり返っても納得できないのだろうと思う。
それは言葉に出来ないほどつらいことだ。けれど同時に、素晴らしいことだと私は思う。
武士道では、嘘は弱さの表れとされる。
私は祖母から、他人様に嘘をついてはいけないのはもちろんだけど、自分に嘘をつくのはさらに悪いことだ、なぜならおのれの弱さを上長するから、と教え諭された。
自分と素直に、真っ正面から向き合えば、必ず本心と相対することになる。
そして、本心は得てして、そんな上等なものではない。
悔しさ、怒り、悲しみ、羨望、嫉妬など、煩悩といわれる心をそこに見ることが多い。
そんな自分の醜態と向き合うのは、どれほどつらいことか。
けれどそこに向き合い、こんなにも自分は弱いのだ、と、認めることこそが、困難を乗り越えるためのスタート地点になる。
真央ちゃんのえらさは、何のためらいもなく、悔しがって歯がみしている自分と向き合っていることだ。
彼女はきっと、もっともっと大ものになる。
悔しい思いが深ければ深いほど、飛躍は大きくなる。
きっと次は彼女の満面の笑みを見ることになろう


2010年2月24日水曜日

フィギュアスケート



多くの方がそうであるように、女子フィギュアスケートのショートプログラム、固唾をのんで観ました(ニュースの録画ですが)。
悔しいけれど、キム・ヨナの実力はすごすぎる。
でも、「金メダルが欲しい」と、素直に、果敢に、はっきりと宣言していた真央ちゃんに、ぜひとも勝ってほしい。

それにしても、日本の女子フィギュアは、なんとレベルの上がったことか。
かつてはロシアの独壇場といった感があったけれど。

私は無類の女子フィギュア・ファンを自負しているのですが、記憶に残るスケートが3つあります。
ひとつは、うんと幼い頃に観たジャネット・リン。
もうひとつは、伊藤みどり選手のエキシビジョン「雨に唄えば」。

そして、なんといっても、トリノ五輪での、荒川選手のフリー。
今でも思い出すと感動で涙しそうになってしまいます。

明後日のフリーも凌ぎを削る勝負になりそうで、ほんとうに目が離せません。



2010年2月12日金曜日

コメントをくださった武士道協会の草莽崛起さま。

11月に拙著をご高覧くださったとのコメントをくださったこと、今ごろ気づいて大汗をかいております。大変失礼いたしました。
ブログの扱いに慣れていないのと、忙殺されていたために気づくことができませんでした。
ほんとうに申し訳ございません。
NPO法人武士道協会では末席に据えていただいております。
様々な活動はわたくしの勉強にもなりますし、また、祖母の教えの深さを再確認する機会にもなります。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

天神様


そろそろ、あちこちで梅が見頃を迎えつつあるようです。
一年でいちばん寒い時に、いち早く春を告げてくれる花。
雪が降ってもなお、凛と咲く梅の花は、かつて、武家の女性はお手本としていたのでした。

どんなにつらいことがあろうとも、気高く、しかも、可憐でやさしく。

そんなことを思いながら眺めると、梅の花がいっそう愛しく思えます。

さて、梅の季節になると、食いしん坊の私は、そわそわ、「あれを買いに行かなくちゃ」と思い始めます。
鳩サブレーで有名な鎌倉・豊島屋では、二月だけ、「天神様」というお菓子を売っています。
菅原道真に因んだお菓子で、紅白の器に、それぞれ白梅と紅梅が。
そして、ぽっちりと赤い、あめ。
器が陶器なので、それもまたうれしい。器がかわいくて買ってしまう私に
とっては、非常に魅力的なお菓子なのです。


かわいくて、おいしい梅

2010年2月10日水曜日

眠りから覚めて

今ごろ明けましておめでとうございます、なんて言えません。
でも、これが今年最初になってしまった。
いいわけがましいことをいえば、陰暦では2月4日の立春が元旦にあたります。
私はたいてい、この日にお参りをして、その年を本格始動するのです。
恒例は、鶴岡八幡宮にお参りした後に、冬牡丹を眺めること。
きりりと寒い空気の中であでやかに咲く牡丹は、美しいうえ、いじらしい。
牡丹は、暖かい春の花なのに。
でも、鬼のようなことをいえば、雪をかぶった牡丹は、さらに美しい。
暖冬でそれが見られないのが残念です。

今年の牡丹


一昨年は節分に雪が降って、見事、立春参りでは雪景色の中の牡丹を眺められました。