2010年2月27日土曜日

自分にうそをつかない



真央ちゃんの悔しさは、どれほどのものかと思う。
たとえ周囲が「銀でもすごい」「トリプルアクセルを世界初二回飛んだのだから」「自己最高得点を取れたじゃないか」などなど、賞賛の言葉を投げかけたとしても、彼女はどうひっくり返っても納得できないのだろうと思う。
それは言葉に出来ないほどつらいことだ。けれど同時に、素晴らしいことだと私は思う。
武士道では、嘘は弱さの表れとされる。
私は祖母から、他人様に嘘をついてはいけないのはもちろんだけど、自分に嘘をつくのはさらに悪いことだ、なぜならおのれの弱さを上長するから、と教え諭された。
自分と素直に、真っ正面から向き合えば、必ず本心と相対することになる。
そして、本心は得てして、そんな上等なものではない。
悔しさ、怒り、悲しみ、羨望、嫉妬など、煩悩といわれる心をそこに見ることが多い。
そんな自分の醜態と向き合うのは、どれほどつらいことか。
けれどそこに向き合い、こんなにも自分は弱いのだ、と、認めることこそが、困難を乗り越えるためのスタート地点になる。
真央ちゃんのえらさは、何のためらいもなく、悔しがって歯がみしている自分と向き合っていることだ。
彼女はきっと、もっともっと大ものになる。
悔しい思いが深ければ深いほど、飛躍は大きくなる。
きっと次は彼女の満面の笑みを見ることになろう


2010年2月24日水曜日

フィギュアスケート



多くの方がそうであるように、女子フィギュアスケートのショートプログラム、固唾をのんで観ました(ニュースの録画ですが)。
悔しいけれど、キム・ヨナの実力はすごすぎる。
でも、「金メダルが欲しい」と、素直に、果敢に、はっきりと宣言していた真央ちゃんに、ぜひとも勝ってほしい。

それにしても、日本の女子フィギュアは、なんとレベルの上がったことか。
かつてはロシアの独壇場といった感があったけれど。

私は無類の女子フィギュア・ファンを自負しているのですが、記憶に残るスケートが3つあります。
ひとつは、うんと幼い頃に観たジャネット・リン。
もうひとつは、伊藤みどり選手のエキシビジョン「雨に唄えば」。

そして、なんといっても、トリノ五輪での、荒川選手のフリー。
今でも思い出すと感動で涙しそうになってしまいます。

明後日のフリーも凌ぎを削る勝負になりそうで、ほんとうに目が離せません。



2010年2月12日金曜日

コメントをくださった武士道協会の草莽崛起さま。

11月に拙著をご高覧くださったとのコメントをくださったこと、今ごろ気づいて大汗をかいております。大変失礼いたしました。
ブログの扱いに慣れていないのと、忙殺されていたために気づくことができませんでした。
ほんとうに申し訳ございません。
NPO法人武士道協会では末席に据えていただいております。
様々な活動はわたくしの勉強にもなりますし、また、祖母の教えの深さを再確認する機会にもなります。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

天神様


そろそろ、あちこちで梅が見頃を迎えつつあるようです。
一年でいちばん寒い時に、いち早く春を告げてくれる花。
雪が降ってもなお、凛と咲く梅の花は、かつて、武家の女性はお手本としていたのでした。

どんなにつらいことがあろうとも、気高く、しかも、可憐でやさしく。

そんなことを思いながら眺めると、梅の花がいっそう愛しく思えます。

さて、梅の季節になると、食いしん坊の私は、そわそわ、「あれを買いに行かなくちゃ」と思い始めます。
鳩サブレーで有名な鎌倉・豊島屋では、二月だけ、「天神様」というお菓子を売っています。
菅原道真に因んだお菓子で、紅白の器に、それぞれ白梅と紅梅が。
そして、ぽっちりと赤い、あめ。
器が陶器なので、それもまたうれしい。器がかわいくて買ってしまう私に
とっては、非常に魅力的なお菓子なのです。


かわいくて、おいしい梅

2010年2月10日水曜日

眠りから覚めて

今ごろ明けましておめでとうございます、なんて言えません。
でも、これが今年最初になってしまった。
いいわけがましいことをいえば、陰暦では2月4日の立春が元旦にあたります。
私はたいてい、この日にお参りをして、その年を本格始動するのです。
恒例は、鶴岡八幡宮にお参りした後に、冬牡丹を眺めること。
きりりと寒い空気の中であでやかに咲く牡丹は、美しいうえ、いじらしい。
牡丹は、暖かい春の花なのに。
でも、鬼のようなことをいえば、雪をかぶった牡丹は、さらに美しい。
暖冬でそれが見られないのが残念です。

今年の牡丹


一昨年は節分に雪が降って、見事、立春参りでは雪景色の中の牡丹を眺められました。