2009年7月3日金曜日

本気で望むなら



学びたいのに学べない。
この不況でやむを得ず大学を中退する大学生が増えているといいます。
そして、周囲は「どうすれば支援できるか」、その道を探らなければと考えているようです。

学びたいのに学べないなどとは、うそぶくのもいい加減にして欲しいものです。

結論から申し上げましょう。
それは単なる甘えです。
私なら、毎日、日がな一日手弁当で図書館に通います。
徒歩や自転車で通えば交通費だってかかりません。
学費ゼロです。
規模にもよりますが、図書館には相当な数の蔵書があるのが普通です。

自分が学びたい専門分野があれば、専門的な蔵書を読めばいいし、専門分野に特化した図書館だってあります。

昔から「独学」で立身した人はいるものです。
最近では世界的な建築家の安藤忠夫さん、あの人は独学です。

学びたい。
その思いが本気で切実であれば、何が何でも学ぼうという行動に出るはず。
図書館がいやなら、尊敬する人に百万回でも頭を下げて弟子にしほしいと頼んでもいいのではないでしょうか。
命がけの熱意が伝われば、人の心というのは動かされるものです。

だから、私には「学びたいのに学べない」などという大学生のセリフは、大嘘としか思えないのです。
とても本気とは思えない。

だいたい、私が大学に通っていた時代から、勉学に励む大学生などほとんど見たことがありません。
大学に入学して「やれやれこれで羽を伸ばせる」といわんばかりに遊んでいる人はいやというほど目にしてきました。
本気で勉強している大学生は、ほんの一握り、氷山の一角。

いま「不景気で中退しました。学びたいのに学べません」とのたもうている若い輩は、在学中、ホントに必死で勉強していたのでしょうか。
もう一度、自分の胸に問いかけて欲しい。

そうそう、少しでも在学していたのであれば、教科書や資料などが手元にあることでしょう。
それだって貴重な学習材料なのですから、ともかくそれを、わからないところなどひとつもないというぐらいに身につけてみてはどうでしょう。

私には、「学びたいのに学べない」というセリフが、こんなふうに聞こえるのです。

「この大学の卒業証書をもらって、まあまあ自慢できる企業に入れればいいかなと思っていたのに。卒業証書、もらいたいのにもらえない」

どこの大学を出ようとも、世の中に出れば「人間」で勝負ですよ。
何かのせいにしたり、何かに頼るのは、破滅を招くことだとこの機会に学んで欲しいものです。


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